リースバックの節税方法として、3000万円特別控除を利用するのが一般的となっています。しかし、3000万円特別控除を利用する場合は、注意点を知っておかなくてはなりません。
親族は適用されない
3000万円特別控除は、親族への売却には適用されないという点に注意しましょう。リースバッグで節税しようとしても、住まいを親族同士で売買した場合は、控除は利用できません。
たとえば親が子どもへリースバックをした場合は、3000万円特別控除による節税が不可能となります。もちろん自宅を売ることはできますが、特別控除は適用されないことを認識しておいてください。
3年以内に売却する必要がある
もし家で生活しなくなっている場合、そこから3年を経過するまでに売却する必要があります。たとえば家にいない状態が5年以上続いていた場合は、売却ができません。
3000万円特別控除は非常に便利な仕組みですが、どんなときも利用できるシステムではありません。自分の場合は適用になるのかを確認したうえで、申告手続きを行うことが大切です。